Translate This Page

医療法人新都市医療研究会「君津」会 南大和病院

共に学ぶ 直に触れる

電話番号
お問い合わせ
046-269-2411
予約専用番号
046-269-5000

診療部門

内視鏡

私たちは皆さまに、「苦しくない胃内視鏡検査」を提供することを第一に考えています。内視鏡を専門とする医師が、どのような内視鏡操作を行えば苦しくない検査になるのかを考えて施行しております。そしてみなさま各人に合わせた、最適な量の鎮静剤を考えて検査をしています。こちらも検査後もしっかりとした目覚め・気分不良がないように配慮しています。みなさまから検査後に「思った以上に楽だった」と思ってもらえる内視鏡検査を実践していきます。

自宅で簡単にできる 便潜血検査のご案内

 

対象疾患

<胃がん>

胃癌は早い段階で自覚症状が出ることが少なく、胃癌の進行の程度にかかわらず、症状が全くないという場合もあります。逆に早い段階から胃痛、胸焼け、黒い便がみられることもあります。これらの症状は胃炎や胃潰瘍などにもみられる症状です。そのため胃がんではなく、胃の別の病気であると思い放っておいてしまうこともよくあります。定期的な検診を受けることはもちろん、症状が続くときには早めに受診することが、胃癌の早期発見につながります。胃がんにかかる人の割合は40歳以上で顕著となります。

早期胃癌は、「がん」が胃粘膜の表面近くにとどまっている状態のがんのことです。 この段階で胃癌が発見することができれば、内視鏡手術にて完治する可能性があります。 当院でも早期胃癌に対して「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」で治療を行っています。

症状の出ない早い時期から、まずは一度胃カメラを受けて胃がんの有無を確かめてみることが大切です。同時に胃の萎縮(老化)を観察して、将来の胃癌のリスクを調べることも大切です。最近話題になることが多い「ピロリ菌感染」は、胃がんの最大のリスク因子です。ピロリ菌感染がもともとない人は、胃癌にはなりにくいと言えます。逆にピロリ菌がいる、もしくはいた人は、胃癌になりやすいと言えます。胃癌を予防していくためには、1.まず内視鏡検査を受けて、胃癌ができていないか確かめること。そして胃の萎縮(老化)の程度を確かめること 2.ピロリ菌の有無を確認し、感染があれば除菌治療を行っていくこと、の2つが大切です。

 

<大腸がん>

大腸癌は、近年の医療の進歩にもかかわらず、年々かかる人の割合や亡くなる人の割合が増加しています。2014年時点で女性のがん死亡原因の第1位、男性の第3位となっており、さらに東京オリンピック開催の2020年には男女ともがん死因の第1位になると推察されるくらい激増しているのです。

早期の大腸癌やその前段階である大腸ポリープは、食道や胃と同様に症状として現れることがほとんどありません。逆に症状のない早い段階で一度大腸内視鏡検査を受けていただければ、内視鏡で切除できる範囲のポリープの段階で発見される確率が高くなり、「がん」にならずに済むことができます。当院でも検診で便潜血陽性であった場合や下腹部症状がある場合の精密検査として大腸内視鏡検査を施行し、ポリープが見つかった場合には積極的に内視鏡での治療を行っています。

特に最近では内視鏡検査を施行した際に大腸ポリープが見つかった場合、5−10mm程度の小さな大腸ポリープ(腺腫)には「コールドスネアポリペクトミー」という手技を用いて、その場で内視鏡下で切除が行えますので、検査と治療を別に2度受けていただかなくても良いケースも増えています。ただし、大きな大腸ポリープまたは平坦な早期大腸癌に関しては精密検査を行った上で内視鏡治療適応があれば再度入院していただき内視鏡的治療(EMR、ESD)を行うこととなります。

 

また、後日手術が必要な状態の進行癌で見つかった場合には精密検査を行い後日外科へ紹介しています。

 

<胆石症>

胆管結石症では胆汁の流れが悪くなり、強い症状(腹痛、発熱、黄疸)が起き、また、急性胆管炎や急性膵炎という病気の原因となることがあります。急性胆管炎や急性膵炎は重症化すると命を落とすこともある怖い病気ですので、胆管結石と診断された場合、入院して内視鏡治療が必要となります。乳頭切開術(EPT=胆汁の出口である十二指腸乳頭を切り広げて胆石が排出できるようにする)や胆管ドレナージ・ステント留置(胆汁を排出させるためのチューブを留置する)、砕石・採石術(結石を砕いて胆管から取り出す)などの治療を組み合わせて行います。

 

総胆管結石

 

 

診療のご案内に戻る

 

Page Top