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| 午前 (9:00~12:00) | 池永先生 | 池田副院長 | 池田副院長 | |||
| 午後 (14:00~16:00) | 朝隈先生 | 池永先生 | 池永先生 | |||
| 夜間 (17:00~19:00) |
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池田副院長 |
池永先生 |
朝隈先生 |
排便後に真っ赤な血が紙についたり、ぽたぽたと便器に血が落ちるようなことはありませんか?排便後に肛門が盛り上がってしまい戻すのに毎回苦労するというようなことはありませんか?今回はこんな悩みを解決します。
いわゆる痔には、専門的にいうと痔核(いわゆるいぼ痔)・痔瘻・裂肛(切れ痔)があります。痔核には肛門の内側にできる内痔核と外側にできる外痔核があります。内痔核は痛みは少ないのですが大量に出血することがあります。またひどくなると排便のたびに痔が脱出して肛門がぼこっと盛り上がった状態になってしまいます。外痔核は肛門部に大豆くらいの大きさのいぼができ痛みを伴います。痔瘻は肛門の周囲に膿が溜まり、そこが治ったあとに膿の通り道が残ってしまったものをいいます。下着にときどき膿がつくというような状態になります。裂肛(切れ痔)は肛門部のきずで、強い痛みがありますが出血が少ないのが特徴です。
下痢や便秘、不規則な食生活、アルコール飲みすぎなどが痔の原因になります。ただ成人ではほとんどの人に痔があるともいわれていますし、出産経験のある女性では程度の差こそあれまず痔はありますので決して恥ずかしがることはありません。
痔核や裂肛の8割以上は、便秘を改善し、坐薬などを使用することによって良くなります。ただし、出血を繰り返して貧血をおこしたり、頻繁に脱出してしまう内痔核は手術が必要です。また痔瘻は手術しないと治りません。
痔の治療についてはその重症度と出来た場所に合った治療法が選択されることになりますが、現在行われる主な痔の治療法は痔核切除法、PPH法、ジオン注、ゴム輪結紮法があり、当院では、4つ全ての治療方法を行うことが出来ます。単独に行う場合と上記4つの方法を 組み合わせて、例えば、ジオン注+ゴム輪結紮法など重症度や出来た場所に合った治療を行っております。
痔を切除して、そこを開いたままにするという従来からある手術法(ミリガンモルガン法)です。手術時間は約30分、術後の創の回復に約3週間かかります。
最近では直腸粘膜を専用の器械でぐるっと一回で切除するという新しい方法があります。手術時間は15分くらいで手術後の痛みもほとんどありません。手術後3~4日で退院もできます。すべての痔に対してこの新しい方法が使えるわけではありませんが、南大和病院外科では積極的にこの方法を取り入れています。
ジオンは硫酸アルミニウムカリウム水和物およびタンニン酸を有効成分とする局所注射用配合剤で中国で用いられている(消痔霊)の添加物の一部を変更した製剤です。2005年に登場し、主に脱出を伴う内痔核に対して行われる治療法です。痔核に流れ込む血液の量を減らし、痔核を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。注射翌日から出血が止まり、数日で痔核が脱出しなくなります。現在痔核治療の50%以上に使用されております。下図はジオン注(四段階注射法)を示したものです(ジオン注のプロフィールより転載) 。

一つの痔核に<1>→<2>→<3>→<4>の順序でジオンを4カ所に分けて注射した後、注入部全体 を指でマッサージして薬液を十分に浸透させます。1痔核について約15分位かかります。 痛みを感じない内痔核に注射するので痛みはありません。
特性としましては
などが挙げられております。
発熱(2.96%)、血圧低下(2.10%)、肛門周囲痛(1.39%)などです。
実際のスケジュールは、前日入院、夕方下剤内服、手術当日浣腸施行、手術室にて腰椎麻酔を施行した後、ジオン注施行、翌日午後退院となります。費用は健康保険で約4万円位です(入院費等含む自己負担分)。

内痔核の治療に広く使用されており、特殊な器具を使って図2の如く痔核の根本にゴム輪をかけるというものです(絞り染めに似ています)。
1~2週ほどでゴムで縛った痔核は壊死(組織が死ぬこと)して排便中に排泄されます。
この治療法は内痔核のみに使用され、痛みは伴いませんが、通常一回以上の処置が必要となります。2回目は4週以降に行います。
実際は 外来のベッドで左側臥位になり、肛門鏡を挿入後ゴム輪結紮を2~3カ所行います。痛みは全くありません。約15~20分かかります。
終わったらすぐに帰れますし、その後は全く普通の生活で問題ありません。費用は健康保険で6千円(自己負担分)位です。
肛門より出血する場合、まず痔が考えられますが、中には大腸癌や特殊な腸炎(潰瘍性大腸炎・虚血性腸炎)などの可能性もあります。専門医の診察を受けることが必要ですので、恥ずかしがらずに消化器外来を受診なさってください。